WHOが答えるコロナウィルス6つの疑問!正しい情報は?
新型コロナウィルスの正しい情報が知りたい!
コロナウィルスが拡大していますが、様々な情報が流れています。
色々な予防法がまことしやかに言われていますが、WHO(世界保健機関)が正しい情報として感染や予防法、治療について発表したのでご紹介します。
WHOは、World Health Organizationの略で 、「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として、人々の健康を守るために創立された国連の専門機関です。
WHOが発表した「コロナウィルスの正しい知識」6項目とは?
WHOが「コロナウイルスの正しい知識を持ってほしい」と発表した6つの疑問の回答は以下です。
目次
疑問1:中国からの手紙や小包は受け取っても良いの?
コロナウィルスのウィルスは手紙や梱包に付着しても長く生存することはありません。
日本に到着する間にウィルスは週滅してしまいます。
ただし、つり革のようなツルツルした場所はウィルスが感染力を持ったまま数時間生存する可能性があります。
疑問2:大人と子供どちらがコロナウィルスに感染しやすいの?
すべての人がコロナウィルスに感染する可能性があるので、年齢は関係ありません。
とはいっても、高齢者や持病がある人はかかりやすい傾向にあります。
またサイトカインストーム現象で正常な免疫力を持った大人も重症になりえるので、日頃から手洗いやマスクなどで予防することが大切です。
サイトカインストームという言葉は聞き慣れませんが、今回のコロナウィルスで注目されている現象です。
サイトカインストームとは?
基礎疾患のない成人が急激に症状を悪化させてしまう現象の1つに、「サイトカインストーム」がある。
ウイルスなど外敵が体内に侵入してきた際に、白血球が攻撃開始にあたって上げる“のろし”が、サイトカインと総称されるタンパク質だ。これにより体は白血球をさらに動員し、体温を上げてウイルスの増殖を抑えたり、咳や鼻水を生じさせたりと、さまざまな反応を起こす。
このとき、一部の人では、その反応が強く出すぎて自身の体に大きなダメージを与えることがある。それがサイトカインストームである。はしかやおたふくは子どものうちにかかると軽く済む、というのはよく知られた現象であり、イメージしやすいはずだ。ほかにも、H7N9インフルエンザやエボラウイルス感染症などで、サイトカインストームが重症化や死を招くことが知られている。
疑問3:生理食塩水で鼻の中を洗うのは効果的な予防法なの?
WHOの回答では、今までこの方法でコロナウィルスに感染を防いだという報告はありません。
やるに越したことはありませんが、特にやる必要もない予防法です。
スポンサーリンク
疑問4:ニンニクを食べるとコロナウィルスの感染を防げるの?
ニンニクは抗菌作用があると言われている食品ですが、食べて予防できたという症例はありません。
ですが、食品としては食べることで健康維持に効果があると言われているので、コロナウィルス予防と考えずに日頃から摂取することで抗菌作用は期待できます。
疑問5:肺炎のワクチンがコロナウィルスに効くって本当?
肺炎球菌による肺炎とコロナウィルスによる肺炎は違うので効果がありません。
医師の指示に従って治療することが大切です。
疑問6:抗生物質はコロナウィルスに効くの?
抗生物質は細菌のみに効果があります。
ウイルスに抗生物質を投与すると耐性菌ができてしまうので、コロナウィルスには効果がありません。
結核やO-157などの細菌感染時に抗生物質が効かず、重症化した事例もあります。
コロナウイルスの疑問 まとめ
WHOの情報は安心できるものなので、正しい情報としてインプットしておきたいですね。
新型コロナウィルスは新しいウィルスなので対処法もまだ確立していません。
風邪かなと思っても、万が一ということもあるので、すぐに病院に行って適切な診断をしてもらうことが大切です。
現在感染している人たちもはじめは高熱が出ずに、わからなかったことも多いので、転ばぬ先の杖で対策しましょう。
また日頃からの手洗い、うがい、マスクも重要な予防法です。
電車の中のツルツルしたつり革も捕まらないようにするなど、念には念を入れることで感染を防げます。