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平安神宮の枝垂れ桜は必見!開花はいつ?
平安神宮は1895年(明治28年)に平安奠都1100年を記念して創建された、京都を代表する神社です。
平安京の創始者でもある桓武天皇と平安京最後の天皇となった孝明天皇を祀っています。
平安神宮は、谷崎潤一郎の名作「細雪」や川端康成の「古都」の舞台にもなりました。
特に、紅しだれの美しさで有名で、約150本の桜か見事に咲き誇ります。
【2024平安神宮】桜の開花はいつ?
平安神宮の桜 開花予想はは3月25日です!
満開の予想は、4月1日前後です。
神苑の枝垂れ桜が素晴らしい!
平安神宮の神苑は、明治時代の代表的な日本庭園です。
素晴らしい紅枝垂れ桜を鑑賞できるので、ぜひ行かれることをおすすめします。
入口の門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのが一面広がる紅枝垂れ桜です。
津軽藩主が京都から移していた桜を造営時に里帰りさせたことから、平安神宮の枝垂れ桜は「里帰りの桜」とも名づけられています。
また、平安神宮創建の際に、仙台市長の遠藤氏から苗木が寄贈されたので「遠藤桜」とも呼ばれています。
神苑は、東・中・西・南の四つの庭で構成されています。
社殿を取り囲むように庭が配置されており、面積は約3万㎡(約10,000坪)の広大な池泉回遊式庭園です。
平安時代の庭園の特色は、
「野筋(のすじ)」(いりくんだ細い道筋)
「遣水(やりみず)」(幾重にも流れ込んでいる小川)
の2つの様式が特徴です。
「平安の苑」には、平安時代の書物(伊勢物語・源氏物語・古今和歌集・竹取物語・枕草子)に書かれている200種余りの植物が、植えられています。
平安神宮は見どころがいっぱい!
平閣(橋殿)から見ると、池と風景がとけ込んで一体となり、素晴らしい景色が広がります。
また対岸の紅枝垂れ桜とのコントラストは素晴らしく絶景です。
庭園には臥龍橋とよばれる橋があり、豊臣秀吉が造った三条大橋と五条大橋の橋脚を使われています。
橋を渡ると「龍の背にのって空を舞うような気分を味わって欲しい」という庭園に作者の意図が込められています。
ちなみに、造園は円山公園や無隣庵などの名園を手がけた7代目小川治兵衛の手によるものです。
国の名称にも指定されている素晴らしい庭園です。
また、広大な敷地内には平安遷都1100年を記念して京都市内に敷設された、日本で初めてのチンチン電車が展示されています。
平安神宮は美しい枝垂れ桜はもちろん、見どころがたくさんあるので、春の京都でぜひ散策してみてください。
桜の季節は「紅しだれコンサート」がを開催!
平安神宮では1989年より、桜のライトアップと東神苑貴賓館をステージにして「紅しだれコンサート 桜音夜」を実施しています。
南神苑と東神苑の紅しだれ桜のライトアップを鑑賞しながら、生演奏の癒やしの音楽を楽めるイベント。
会場には客席を設けていないので、ライトアップされた桜を散策しながら耳を傾けるスタイルで、2024年は4/3~7に開催されます。
チケットの詳細はこちら。
■平安神宮
住所: 京都市左京区岡崎西天王町97
電話 075-761-0221
時間:6:00~18:00
神苑:8:30~17:30(3月1日~3月14日と10月は17:00、11月~2月は16:30まで)
料金:境内は無料
※神苑は有料拝観料…大人600円(団体 30名~550円、50名~500円) 小人300円(団体 30名以上250円)
アクセス: 市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 徒歩約5分、地下鉄東西線「東山駅」下車 徒歩約10分
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