東京には星の数ほどフレンチがありますが、最近行った中ではラ クレリエール(La clairiere)がピカイチに魅力的でした。
ラシェリールというフレンチレストランがあった場所に、今年の4月にオープンしました。
シェフはモナリザ出身
白金高輪駅から徒歩約10分で、広尾駅からも歩いて20分弱くらいです。
インテリアはラシェリールとほとんど変わっておらず、白を基調とした上品で明るい雰囲気です。
柴田シェフは、老舗フレンチモナリザで7年間シェフを務めた方です。
元々モナリザのお料理は好きなので、楽しみに伺いました。
ディナーコースは魅力的な構成
アミューズは、小さなハンバーガー。
温かいブーダンノワール、トマト、リンゴのハーモニー。
白花豆のムースとブルターニュ産のオマール海老。
パンはベルギーから空輸しているとのこと。
昆布森の真牡蠣、ほうれん草のソースで。
50度で調理されているそうで、旨味が絶妙です。
牡蠣のエキスをグラスでいただきます。
どんこ椎茸。
ラングスティーヌのグラタン。
甲殻類好きには堪えられない味です。
松茸のタルト。
和の食材も柴田シェフの手にかかると見事なフレンチになります。
こちらが柴田シェフ。
物腰が柔らかく、質問に丁寧に答えてくださいます。
オニオングラタンスープ。
これからの季節に恋しくなるスープです。
メインのジビエは貴重なパロンプ!
メインのパロンプ。
今夜はこれを楽しみに来たと言っても過言ではないほど貴重な食材です。
ラミエと同じ品種ですが、ピレネー地方に生息する森鳩がパロンブと呼ばれていて、野生の鳥で自然の中の木の実のみを食べて育っています。
捕獲量がごくわずかで、「カスミ網猟」という鳥を傷つけないように捕獲する世界で唯一の狩猟方法で行われます。
盛り付けの前に見せていただきました。
赤身で鉄分も余りなく上品なお味です。
サルミソースも絶品。
パロンプの内臓のフラン。
他のメンバーのメイン。
こちらはパロンプのパイ包み。迫力あります。
こちらはラミエ。
ヌガーグラッセのチョコレートフォンデュ。
二度漬け禁止です(笑)。
ミルフィーユ二段重ねは、サクサクしていてカスタードも甘さ控えめ。
食後のお茶は可愛らしい瓶に入れてプレゼンテーションしてくれるので楽しいです。
アリアルージュというコーヒーをいただきました。
小菓子。
ラクレリエールのお料理は素材の良さを引き出しつつ、ソース使いに個性が光っているのが印象的でした。
どのお料理も美味しく、貴重なパロンプを堪能できて大満足でした。
■ラ クレリエール(La clairiere)
住所:東京都港区白金3-14-10 ベルパラーゾシロカネ 1F
電話:03-5422-6606
営業時間:ランチ11:30~15:30(L.O.13:30)、ディナー18:00~23:00(L.O.21:00)
定休日:月曜日