足の骨折は本当につらいですよね。
私も骨折生活を経験して、普通に歩けるありがたさを痛感しました。
右足首の剥離骨折だったのですが、ギプスに松葉杖で数か月過ごすことになり不自由な生活を余儀なくされました。
足の骨折は松葉杖が必須ですが、脇の下や手がすごく痛くなりますよね。
私は手の力がないので、支える力が弱くてT字型の松葉杖だと数メートル進んだだけで、痛くて歩けなくなってしまいました。
松葉杖が痛い人に少しでも参考になればと思い、対処法と骨折生活を快適に過ごす方法をご紹介したいと思います。
松葉杖で脇が痛い時のおすすめの対処法
私が病院から借りた松葉杖は、一般的なT字型でした。
病院のレンタル松葉杖だと、だいたいこのタイプかと思います。
T字型の松葉杖って、脇の下と手のひらがすぐ痛くなりますよね…。
私がレンタルしたのもこのタイプですが、ちょっと歩いただけでも痛くて休み休みでないとダメでした。
まず最初にする対処法は?
痛みを緩和する簡単にできる対処方としては、脇の部分と手のひらがあたる部分にタオルや専用の包帯やカバーをすることです。
当たる部分に、クッションとなるような柔らかい素材でカバーするだけでも痛みがだいぶ違いますよ。
自宅にあるタオルでOKですが、「見た目がちょっと…」という人は、専用のカバーが楽天などで簡単に手に入ります。
手のひらが痛くなる場合には、手のひら専用のサポーターも痛みが緩和するかと思います。
足が不自由だと通販は助かりますよね(といっても玄関まで行くのに時間がかかりますが…)。
私の場合、この方法で確かに少しは和らぎましたが、痛みが無くなるということはありませんでした。
手と腕の力がある男性や若者は、ある程度は解消できるかもしれません。
ですが、手の力のない女性や年配の人は、これだけでは痛みからなかなか解放はされないかと思います。
松葉杖を腕の負担の軽いタイプに変えてみる!
松葉杖は、腕で杖を挟んで安定させて、手のひらで体重を支えています。
グラつきも余りなく片足に体重をかけられない足の骨折には欠かせない医療器具です。
ですがその反面、構造上どうしても脇のしたや手が痛くなってしまいます。
ゆっくり歩いても、タオルやクッションを巻いたりしても、手にかなりの負担がかかると言わざるを得ません。
私も数分でギブアップでした…。
病院で相談したところ、手の痛みの軽減や使い心地を目的に作られたロフストランドクラッチという松葉杖があることを知りました。
松の葉の形とはちょっと違うので、正確には松葉杖じゃないですね(笑)。
ロフストランド・クラッチはこんな形の杖です。
ロフストランドクラッチは、T字の杖に二の腕で安定させるタイプの杖です。
松葉杖ほどの安定は得られないと言われていますが、ロフストランドクラッチは脇の下が痛くなりません!
腕に沿って体重を逃すように作られているので、松葉杖に比べて楽になります。
松葉杖は、手の平と手首だけで体重をささえるので、どうしても脇の下に負担がかかっていまうんですよね。
それこそが、松葉杖は腕の力がある程度ないと使いこなせないといわれる所以なのです。
その点、ロフストランドクラッチは負担を手と腕に分散させているので、松葉杖より手の負荷軽い杖と言われています。
ちなみに、海外ではT字型の松葉杖ではなく、ロフストランドクラッチが主流なんだそうです。
とにかく脇の下と手が痛くてたまらなかったので、さっそくロフストランドクラッチを購入しました。
病気からレンタルした松葉杖はそのままにして、ロフストランドクラッチと使い比べてみることにしました。
ロフストランドクラッチを使ってみました!
病院から借りた松葉杖が味気ない見た目なので、骨折生活が少しでも楽しくなるようなデザインを探しました。
そうしたら、グッドデザイン賞をとっているロフストランドクラッチを発見したんです!
パッと見、松葉杖には思えませんよね。
アルステッキ(ALSTICK)という杖で、れっきとした医療用の杖なんです。
アルステッキはアルミ製で約780gと軽く、一本のチューブで造られている立体的なデザインのロフストランドクラッチの杖です。
高い技術で有名な諏訪田製作所の製品で、安心の日本製です。
お洒落なデザインなので、骨折生活も明るくなりそうですよね^^
色は、レッド・パープル・ブラック・グレーの4種類あります。
先端の部分はウレタン素材で滑りにくく、柔らかくクッション性もあるので、肘が当たっても全く痛くありません。
アルステッキは立体的な構造なので、こうしてちよっとした場所に引っ掛けられます。
立体的だと不意に落としてしまった時でも、楽に拾えるので便利です。
松葉杖は平面的なので、立てかけても何かの拍子に倒れてしまうことが多く、拾うのも大変ですよね…。
もちろん、外でも家の中でも使えます。
10段階の調節ボタン付きなので、身長に合わせて長さも簡単に調節できます(約70~92.5cm)。
松葉杖とロフストランドクラッチを使ってみての感想
両方使ってみての感想は、断然、ロフストランドクラッチの杖の方が楽でした。
脇に当たらない構造なので、もちろん脇の下も痛くなりません。
脇の下に杖が当たらないだけで、こんなにも負担が減るのかと驚きました。
松葉杖では痛くて数メートルも歩けなかった私にとっては、まさに実用性がある嬉しい杖でした!
歩くための松葉杖なのに痛くて歩けないなんて、そもそも本末転倒ですよね。
ロフストランドクラッチの杖を購入して正解でした!
家には松葉杖と両方おいていましたが、結局、使っていたのはロフストランドクラッチの方でした。
痛みも軽減されたし、お洒落なデザインで沈みがちな気分も明るくなって一石二鳥でしたよ♪
購入した際についていた説明書には、使い方が書いてあります。
肘と手で支えて持つので、一般的な松葉杖のように脇の下に負荷がかからないので痛みがないのが特徴です。
ですが、ロフストランドクラッチにはデメリットもあります。
腕だけでさ支えるので、どうしても脇で支する一般的な松葉杖より安定感はなくなってしまうのです。
手の痛みをガマンをして松葉杖の「安定感」をとるか、ロフストランドクラッチで「脇の下と手の痛みを軽減」するかは、人それぞれかと思います。
じっくり検討してみて下さいね。
私はお洒落タイプを選びましたが、ロフストランドクラッチはスタンダードなデザインもたくさんあります。
楽天やアマゾンなどでも安く買えますよ。
骨折は不便で不自由この上ないですが、杖ひとつとっても痛みを軽減してくれるものがあることがわかりました。
杖だけでなく、その他にも骨折生活を楽ちんにできる快適アイデアグッズもいろいろ使ってみましたので、後日記事をアップしますね。
少しでも骨折された方の参考になれば嬉しいです♪
ちなみに、仕事中の骨折だと労災で治療費が0円になりますが、私は仕事中の骨折だったので労災の書類申請をしました。
申請方法はこちらの記事をご覧くださいね。
骨折を早く治す方法とは?
骨折は骨がくっつくのを待つしかないですが、やっぱり一日でも早く治したいですよね。
病院のリハビリに通うのも一つの方法ですが、リハビリの先生から聞いた方法があるのでご紹介しますね。
カルシウムを骨に定着させるにはタンパク質が必要で、タンパク質を効率的に摂取するにはプロテインが一番とのこと。
スポーツ選手が筋力をつけるために飲んでいるプラグインは動物性だそうで、骨の治癒には植物性のプロテインが良いそうです。
そもそも2種類あることすら知らなかったのでへーでした。
リハビリの先生も骨折した際にプロテインを飲んでいたとのことで、私もさっそく通販で購入して飲んでいます♪
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