肥満に漢方が効くとダイエッターに人気です。
漢方は薬ではないので即効性はないですが、西洋薬のような副作用もないので、体にも優しいので安心です。
ダイエットに効果を発揮する痩せる漢方薬というと、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、大柴胡湯(だいさいことう)、防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)が代表的ですが、どう違うのか気になったので調べてみました!
漢方薬は2つのタイプで処方が違う!
漢方は虚証と実証という2つのタイプに分類されます。
漢方で肥満を解消するには、まずは自分がどちらのタイプか見分けることが重要です。
2つのタイプに分けると以下になります。
◆実証・・・体力があってがっしりしている堅太りタイプ
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
・大柴胡湯(だいさいことう)
◆虚証・・・体力があまりない水太りタイプ
・防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
自分がどちらのタイプに当てはまるか考えてみましょう!
それでは、それぞれの漢方について説明をしていきます。
防風通聖散はポッコリお腹の人に!
実証タイプ(固太り)で便秘がち、ポッコリお腹が気になる人は防風通聖散が向いています。
防風通聖散は内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるので、メタボ改善にも効果がある漢方です。
ただし、防風通聖散を便秘気味ではない人が服用すると、下痢気味になる人もいるようです。
なので、始めは量を少なめにして様子をみた方が良いかもしれません。
逆に便秘に悩んでいるなら、防風通聖散はお通じ改善が期待できます。
大柴胡湯は代謝アップ効果が!
同じ実証タイプタイプに向いている漢方でも、大柴胡湯は血糖値や中性脂肪を抑制する働きがあるので代謝を上げてくれます。
また、便秘気味で肩こりに悩んでいる人に向いています。
防己黄耆湯でむくみ解消!
防己黄耆湯は、色白で筋肉が少なく疲れやすい虚証タイプ(水太り)に向いています。
皮下脂肪が蓄積するのを防ぐ働きがあり、むくみを解消する効果があります。
「肥満を解消する漢方」まとめ
以上3つの漢方が肥満に有効と言われていますが、自分でどれに当てはまるかわからない場合は、漢方を処方してくれる病院や薬局で薬剤師さんに相談してみることをおすすめします。
漢方は体質に合わないと副作用が出てくることもあるので、自分に合う漢方を選ぶことが大切です。
とはいえ、漢方を飲んでいるだけでは体重は簡単には減りません。
食事を腹八分目にして、少しでも体を動かすことで、痩せやすい体作りができます。
漢方で肥満解消を目指すなら、「自分に合った処方」「適度な運動」「食事制限」の3つを守ることで、体重も確実に減っていきます。
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