インフルエンザの看護をする際の注意点！7つのポイントとは？

インフルエンザが流行っていますね。

実は私も最近まで、インフルエンザにかかってしまい寝込んでいました…。

患っている本人はもちろん辛いですが、看護する家族も大変です。

二次感染は絶対に避けたいですよね。

看護する側がインフルエンザに感染しないように、病院に行った際に説明を受けてきました。

資料もいただいたので、ご紹介したいと思います。

インフルエンザの感染経路は2種類

インフルエンザの感染経路は、接触感染と飛沫(ひまつ)感染の2種類です。

予防に効果的なのは、手洗い・消毒・咳エチケットと言われています。

ちなみに「咳エチケット」とは、他の人に感染させないために、咳やくしゃみをする際にマスクをする、またはハンカチやティッシュ・袖などを使って、鼻や口をおさえる行為のことです。

接触感染とは？

• ウイルスの付いた手で、口・目・鼻などを触ることが原因で起こる感染です。
• 予防方法としては、消毒と手洗いが効果的です。

飛沫(ひまつ)感染とは？

• インフルエンザに感染した人のくしゃみやしぶき(飛沫)に含まれているウイルスを吸い込むことが原因で起こる感染です。
• 予防方法としては、くしゃみや咳が他の人に直接かからないように、マスクやティッシュなどで鼻と口をふさぐ咳エチケットをすることが大切です。

インフルエンザ患者の看護で注意すべき7つのポイントとは？

看護する時に心掛ける7つのポイントは以下になります。

ポイント1：看護する人を決める！

• 出来る限り、看護する人は一人に決める。
• 他の家族は、患者と不必要に接触しないように気をつける。

ポイント2：使い捨てのマスクと手袋を使うようにする！

• 看護する時は、不織布製の使い捨てマスクを使うようにする。
• 嘔吐物などの汚染物の処理をする際は、使い捨ての手袋を着用する。

ポイント3：患者がゆっくり休める環境を整える！

• できるだけ個室で休養するようにして、まわりに移さないようにする。
• 患者には不織布の使い捨てマスクを着用し、一日に一枚程度を目安に交換する。
• なるべく近くにごみ箱を置くようにして、痰や鼻水のついたティッシュをすぐに捨てられるようにする。
• コップやタオルなど患者さんが使うものと、他の家族が使うものは分ける。
• 高熱に起因する脱水症状を防ぐために、水分をこまめに補給するようにする。

ポイント4：看護をした後は、手袋やマスクを外して手を洗う！

• 看護の際に使った手袋やマスクは、他の人が触れないようにすぐに捨てる。
• 手洗いは石鹸と流水で最低でも15秒以上おこなった上で、水分をしっかり拭き取る。
• 手が洗えない場合は、消毒用のアルコール製剤(エタノールなどが60%～80%くらい含まれているもの)で消毒する。

手を洗う時に、秒数はいちいち計れないですよね。

以前、知り合いの看護師さんに「ハッピーバースデーの歌を心の中で歌うとちょうど良い時間ですよ！」と聞いて、それ以来、心の中で歌いながら手洗いしています(笑)。

ポイント5：ゴミの捨て方に注意する！

• 患者が使ったマスクやティッシュ、看護用に使った手袋やマスクを捨てる際は、他の人に触れないようビニール袋などに入れてきつく口を縛って捨てる。
• ゴミを片付けた後は、すぐに手を洗う。

ポイント6：患者が使った食器や衣類はどうやって洗うの？

• 患者が使用した食器やコップ・衣類は、通常の洗剤で、他の家族のものと一緒に洗っても構いません。
• ただし、患者が使用した食器類や衣類を触った後は、すぐに手洗いをする。

ポイント7：患者や家族がよく触れる場所はいつも清潔に！

• テーブル、椅子、スイッチ、ドアノブ、階段の手すり、トイレのレバー、便座など、患者や家族がよく触れる場所は、特に清潔にして消毒をする。
• 洗剤と水、または消毒剤で拭き取り消毒をする。
• 消毒液は消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムが有効で、ペーパータオルなどで拭き取り消毒を行う。
• スプレーによる噴射はウイルスが舞い上がる可能性があるので避け、換気をしっかりする。
• 清掃・消毒作業後はすぐに手を洗う。

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